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アメリカのタコノマクラ




左は日本(神奈川県)産のタコノマクラ(学名:Clypeaster japonicus)、
右はおそらくアメリカ産であろう学名Clypeaster rosaceus(日本の図鑑には「アメリカタコノマクラ」としているものがありました)。

Clypeaster rosaceusは、サンフランシスコのフィッシャーマンズウォーフで売られていたもので、遠路はるばる飛行機に乗って我が家へとやってまいりました。

さてこのClypeaster rosaceus、以前拙著「タコのマクラカバー」の中で、「日本vsジャマイカ タコノマクラ比べ」と題して、手書きイラストでご紹介したのですが、やっとこうして実物にご対面しますと立派な体格に改めて感動してしまうのです。




なんといっても、この厚み。

タコノマクラのおよそ倍はあろうかという、素晴らしいこんもり具合です。



↓そしてこんなところにも違いが。



Clypeaster rosaceusの花紋の先端。
5つとも全部開いているんです。



日本のタコノマクラの花紋の先端。
一番前部の先端以外は、こうして閉じているのが基本形です。





そして生殖孔。
日本のタコノマクラのように5つ…と思いきや、矢印部分にも生殖孔のような穴が!
こ、これは…生殖孔なのか!?
それとも単なる破損なのか!?
でもじっくりと見ても、生殖孔とそっくりなんですよね…。




裏返すとこんな感じ。
肉厚のしいたけみたい。


Clypeaster rosaceusに関しては、日本語の文献がほとんど(というか全然)なくて、生殖孔の数すらはっきりと分かりません。
日米の棘皮動物間の溝を埋めるべく、今後調べてみたいと思います。
でもどうやって調べたらいいんだろう…(悩)…。